風水ではこの「方位」がすべての基本になってきます。
初めに「方位」の取りかたを誤ってしまっては、
せっかくの努力も水の泡になります。
正確に知っておきましょう。
方位とは、家の中心から見た方角のことです。
まず家の中心を求めなければなりません。
正方形や長方形の家なら対角線の交わるところとなりますが、L字型になっていたり凹凸が多いといった場合は、
まず画用紙に家の平面図を書いて(ベランダや出窓などは考えに入れません)切り抜きます。
それを鉛筆など尖ったものの先に乗せてバランスの取れる場所を探してください。
そのポイントが家の中心にとなります。
ちなみに風水でいう「中心」とは、実際の家の中心点(「太極」といいます)から半径90センチ円内を指します。
■方位の範囲について
家の中心が分かったら方位を求めましょう。
方位磁石を使って正確に割り出してください。
地図上の北と少しずれる場合がありますが、
そのときは磁石の指す方に従ってください。
方位は、北、東、南、西は30度、
北東、南東、南西、北西に関しては60度の幅があります。
家によってはひとつの部屋がいくつかの方位にまたがる可能性もあります。この場合、一番面積の大きい方位の影響を、もっとも強く受けることになります。
ただし、キッチンではシンクやレンジ、トイレでは便器、浴室ではバスタブといった水にまつわるところ、寝室ではベッドのある方位が優先します。